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 6月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・31倍(前月比0・03ポイント減)だった。愛媛労働局が7月31日、発表した。7カ月連続の低下だが、新型コロナウイルスの影響が出ている今年に入ってからは、落ち込みは最も小さくなった。

 6月の有効求人数は2万5991人で、前年同月と比べて19・9%減った。新規求人数は運輸業・郵便業が380人(32・6%減)、宿泊業・飲食サービス業が490人(29・8%減)、製造業は受注が減った造船を中心に992人(28・2%減)。

 一方、事業者の都合による離職者は465人で、28・5%増えた。例年より100人程度多い。就職件数は1477件(14・6%減)。ハローワークへの来場が減ったことや採用を先延ばしにする企業があることが影響しているという。

 労働局は、新型コロナによる外出自粛が終わり、一部業界で業績悪化に歯止めがかかったとして、雇用失業情勢判断を下方修正せず据え置いた。縄田英樹局長は「有効求人倍率は今年に入って一番小さな落ち込みで、求人数が前月より増えた業種もあるが、厳しい状況が続くことに変わりはない。引き続き労働者の支援に全力を尽くす」と話した。(足立菜摘)