拡大する写真・図版原発と関電マネー 立地「工作班」の証言

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 関西電力が原発計画を進めた石川県珠洲市の高屋地区。港近くに住む60代の元区長を訪ねると、ちょうど漁具を修繕していた。「夏だとカワハギ、その後からブリ。ここらの海は魚がよう取れるぞ」。そう言いながら、計画当時のことを振り返った。

「原発で地元は食うていける、と」

 市は原発誘致に向け、各地の原発を見学するツアーを組んだ。元区長も飛行機に乗って、北海道電力泊原発や九州電力川内原発(鹿児島県)へ足を運んだ。

 現地の電力会社から原発の安全性について説明を受けたが、詳しいことは分からなかった。それよりも「その町が原発ができてどう変わったのか、ということに関心があった。漁師なら養殖業、農家ならハウス栽培と、地元にカネが落ちて、食うていけるというのが分かった」。元区長は計画を支持した。

 珠洲原発計画をめぐる「工作活動」。取材の端緒となった元社員は半年間、計約20時間にわたり朝日新聞の取材に応じました。 なぜ証言しようと思ったのか。記事後半でお伝えします。

 市は住民向けの学習会を開いた…

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