[PR]

 「2020年夏季山梨県高校野球大会」は7日、山日YBS球場で3回戦2試合があり、8強が出そろった。日本航空は序盤からリードを広げ、山梨農林を圧倒。東海大甲府は相手のミスから2点を挙げ、甲府工との接戦を制した。8日は同球場で準々決勝2試合が行われる。

     ◇

 息詰まる投手戦は、甲府工の2年生バッテリーの思わぬミスで動いた。

 七回表、エースナンバーを背負う末木克典投手が1死から四球を与える。続く打者は送りバント。「あせってしまった」という上村祥雅捕手が一塁へ悪送球する。一塁走者は三塁を蹴り、頭から本塁に滑り込んで均衡が破れた。

 悪いことは重なる。悪送球の際、一塁ベースカバーに入った攻守の要、山本圭介主将(3年)が相手選手と接触。治療のため、試合は10分間中断された。

 再開後の2球目だった。

投球は捕手のはるか上をいく暴投となり、三塁走者も生還、2点目が入った。「三塁走者がスタートを切るのが見え、力が入りすぎ抜けてしまった」と末木投手は悔やんだ。

 8イニングを投げ、許した安打はわずか3。東海大甲府も2年生バッテリーで、「負けない」と力投を続けた。

 「メンタル面を鍛え、県内一のバッテリーになる。来年こそは東海大甲府に勝つ」。末木投手は雪辱を誓った。(田中正一)