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 コロナ禍で、お盆の風景も変わりそうだ。例年だと若者がふる里に帰省する8月14~16日の成人式の時期。県教育委員会のまとめ(5日発表)では、県内35市町村のうち22市町村が式典を予定していたが、感染拡大防止のため多くが延期を決めている。

 延期で、新たな開催日を11月22日としたところが最も多く、7市町(大江町、小国町、中山町、東根市、大石田町、飯豊町、庄内町)にのぼる。次いで来年1月10日の6市町(寒河江市、新庄市、舟形町、尾花沢市、白鷹町、三川町)、同8月14日の3町村(金山町、大蔵村、鮭川村)だった。11月22日は、23日の勤労感謝の日も含めて3連休。県外の若者が帰省しやすい日が選ばれたようだ。

 残り5町村のうち、期日未定が2町村(西川町、戸沢村)、真室川町は1月上旬で調整中、山辺町は1月中だが期日未定としている。

 予定通りの実施は長井市(8月15日)だが、「新しい生活様式」に対応して内容は見直し。新成人の参加はオンラインとなる。

 最上町は今年度の成人式を1年ずらし、来年度の新成人とあわせて式典を行う予定だ。

 大蔵村も1年ずらすが、来年度の新成人も再来年に延ばす。村教育委員会によると、これまで成人式の出席者は19歳と20歳だったが、今回の延期で、20歳と21歳が参加することになるという。

 延期などは決めたものの、コロナ終息の見通しが立たない中、実際に実施できるのか、懸念する自治体もある。

 鶴岡市教育委員会は、もともと来年1月10日に予定していたが、同年5月3日に延期することを決めた。コロナ以外の感染症も懸念される時期のため、新成人の安全確保を考慮した。対象者は1250人余り。密状態を避けるため、午前と午後に分けて実施する予定だが、今後の状況によっては変更の可能性もあるという。

 三川町は、新成人が集まりやすく、「このころならコロナが収まっているのではないか」と来年1月10日に延期した。だが、首都圏などで感染拡大が止まらない。11月に改めて開催できるかどうかを検討予定だ。

 町教育委員会は「同窓会のような感覚で出席する人もいる。延期した日程のまま、成人式を開いてあげたい」。(三宅範和、佐藤孝則、鷲田智憲)

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