春高バレー、無観客で開催へ 都内での感染拡大を考慮

忠鉢信一
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 来年1月に都内で開催予定のバレーボール全日本高校選手権(春高バレー)が、無観客となることが決まった。全国高体連バレーボール専門部の幹部が明らかにした。3年ぶりに1万人収容の東京体育館で行われる予定で、過去にはのべ7万人以上の観客を集めたこともあるが、都内の新型コロナウイルス感染者が7月以降増えていることを考慮したという。

 感染症対策では現在、屋内イベントの開催は5千人以下、収容率50%に制限する指針があるが、観客らのリスクを避けるため、無観客を決断した。選手のPCR検査や2週間の健康観察記録の義務づけなど、追加の対策も検討するという。

 冬に行われる高校生の全国大会では、例年12月から1月にかけて首都圏であるサッカー全国高校選手権が無観客開催も想定して準備を進めている。12月の全国高校駅伝競走大会でも発着点のたけびしスタジアム京都を無観客にすることを検討している。(忠鉢信一)

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