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 7月の豪雨で大きな被害があった熊本県の人吉球磨(くま)地域で、水や泥につかった古文書などの歴史資料を運び出し、劣化防止の応急処置を施す「文化財レスキュー」が活躍している。熊本市などの県の施設には、7月末までに約780点の資料が運び込まれた。

 文化財レスキューは、地震や水害などの被災地でがれきに埋もれたり、水没したりした文化財を安全な場所に移し、カビなどによる劣化損傷や、ごみとして捨てられることを防ぐ活動だ。1995年の阪神・淡路大震災を機に、全国に広がった。今回の豪雨災害では、熊本県文化課の職員が7月13日から人吉球磨地域に入り、浸水被害のあった住宅や寺社など10カ所から計778点の古文書や仏画、武具などを運び出した。

 救出された文化財が運ばれた県の施設では、古文書の1ページごとにキッチンペーパーを挟んで水を吸わせ、風をあてる作業が進んでいた。紙を乾燥させてカビの発生や腐敗を止めるのが目的だ。作業にあたる文化課の川路祥隆(よしたか)学芸員は「運び込まれた当初はかなり異臭がしたが、乾燥が進んで気にならなくなってきた」と話す。古文書のほとんどは明治以降のものだが、江戸時代以前の文書も一部含まれているという。

 泥だらけの文書もあるが、乾燥…

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