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 0―24。逆転できる可能性はほぼない。それでも懸命にダイブした。コロナ禍でも、グラウンドにはいつもの「夏」がある。

 高校野球の東京都独自大会、7月28日に都営駒沢球場で行われた東大会2回戦で、都立深川高校は関東第一高校に5回コールドで敗れた。最後の打者となった深川の石山貫太選手(2年)は、1死一塁で遊ゴロ、併殺を避けようと一塁にヘッドスライディングした。「なんとかセーフにしたかった。強豪でも同じ高校生相手、やるべきことをいつも通りやろうと考えていた」。甲子園への切符がない独自大会。ベンチの選手たちはマスク、応援席には野球部員と選手の家族のみ。でも、ひたむきな選手たちの姿は変わらない。

 東東京大会は8日に決勝が行われ、10日に東西の優勝校同士が東京一を争う試合が行われる。(西畑志朗