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 早産児や低出生体重児などリスクの高い新生児に対応する新生児救急搬送の主な拠点の一つである奈良県総合医療センター(奈良市)が、人手不足のため夜間と休日は搬送の受け入れを原則休止している。同センターへの取材でわかった。

 同センターによると、NICU(新生児集中治療室)で夜間の勤務を担当していた医師7人のうち3人が、先月までに転勤したり産休に入ったりした。24時間体制で救急対応するのが難しくなり、先月下旬から夜間と休日は受け入れを休止した。当面、県立医大付属病院(橿原市)に対応を依頼し、それでも難しい場合は受け入れを検討しているという。

 同センターは県立医大付属病院と並ぶ、新生児救急搬送を受け入れる県内の主要拠点。県地域医療連携課によると、県内では昨年、138件の搬送があり、うち67件を同センターで対応したという。

 同センターの担当者は「新生児の集中治療に対応できる医師は全国的に不足しているが、募集は当然している。他病院からも応援をお願いするなどして、早期に受け入れ体制を整えたい」と話した。(根本晃)