拡大する写真・図版被爆者を火葬した土地に今年完成した「慰霊の碑」の前で、式典を前に5月に亡くなった清水多喜男さんの写真を準備する森多久男さん=2020年8月8日午前10時47分、長崎県諫早市、吉本美奈子撮影

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 長崎への原爆投下から75年を前にした8日。爆心地から20キロほど離れた長崎県諫早市に運ばれ、息絶えた人たちの無念を伝える碑が建った。ある被爆者の晩年に寄り添った被爆2世の男性が、建立に奔走した。

 「この場所につながる坂道沿いに、50メートルほど死体が置かれていた。9日午後から15日の昼まで何人の死体を焼いたか分からない」「火葬場では間に合わず、その横に長方形の穴を掘り、木材を敷いた上に10人の死体とわらをのせ、石油を少しかけて、焼いた」

 諫早市の公園に建った慰霊碑の前で8日、市内でデイサービスを営む森多久男さん(65)は、5月に93歳で他界した清水多喜男さんの証言の一節を読んだ。75年前、この地で遺体を火葬し、放射能の影響にさらされた「救護被爆者」だ。

拡大する写真・図版清水多喜男さん=遺族提供

被爆した2人の「父」のために

 「2世の会を立ち上げたい」。…

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