[PR]

 爆心地から約500メートルの距離にある長崎市の浦上天主堂では9日午前6時から、原爆の犠牲者を追悼するミサが開かれた。青、緑、赤のステンドグラスが朝日を受けて輝くなか、信徒ら約250人が平和への祈りを捧げた。

 新型コロナウイルスの感染予防のため、信徒らは1席ずつ間隔を空けて座り、マスクを着用して聖歌を歌った。宮原大地司祭は犠牲者に対し「永遠の安息を」と祈った。

 長崎市本原町の松尾幸子さん(86)は当時11歳で、爆心地から約1・3キロの山小屋に避難していて被爆。父や姉を亡くしたという。核兵器禁止条約を批准しない政府に対し「私たちが声を上げても、取り上げてくれない」と憤りを語った。(小川直樹)