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(9日、石川独自大会決勝 日本航空石川2―1星稜)

 甲子園交流試合出場校同士の一戦。日本航空石川の温めてきた策がはまった。

 先発は、最速148キロ右腕の嘉手苅(かてかる)。191センチの長身から投げ込む直球の割合を4割程度に抑え、カットボールやツーシームを軸にした。七回途中まで1失点。2番手田中颯は内角直球で真っ向勝負。無失点だった。

 「冬から星稜を倒すためにやってきた」と中村監督。昨秋、星稜に2敗して計35失点を喫してから、投手陣は投球スタイルの幅を広げることに着手した。直球で押す嘉手苅は変化球を、外角の制球力が武器だった田中颯は内角攻めを磨いた。

 星稜打線に狙いを絞らせず、6安打に抑えた。県内公式戦39連勝中だった王者を止めた。「石川は星稜、と言われてきたけど、やっと勝てた」と嘉手苅。会心の勝利をかみしめた。(小俣勇貴