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 沖縄県は9日、新たに10歳未満から80歳代の男女159人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で1日に確認された感染者数としては7日の100人を超え、過去最多。これまでに県内で確認された感染者数は延べ1132人となった。

 県の集計によると、直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は35・35人で、9日連続全国最多となった。新たな感染者159人のうち71人は、約2千人を対象に集団PCR検査を実施した那覇市の歓楽街・松山地区の飲食店関係者。この数字を除く88人も、過去2番目の新規感染者数にあたる。

 松山地区については、一部店舗でクラスター(感染者集団)が発生したとして県医師会が今月1、2日、呼びかけに応じた飲食店関係者やその家族2076人に検査を実施。計86人の感染が確認されたと8日に発表されていた。県は8日までの感染者数に、86人のうち10人が含まれていると説明していたが、15人だったと修正した。感染者の年齢は男女とも20、30代が中心で、男性は50代も多いという。

 県全体の直近1週間の新規PCR検査の陽性率が6%だったのに対し、松山地区の集団検査の陽性率は4・2%だった。この点も踏まえて、県の糸数公・保健衛生統括監は「かなりの数が予想されていたが、意外に高くなかった。ただ、全体を網羅していない可能性もある。この検査をきっかけに感染対策が進むことを期待したい」と話した。

 一方、松山地区の一部店舗以外でも、県内では那覇市久茂地のバーなど計8カ所でクラスター発生が確認されているが、県は新たに宜野座村の保育所で職員や園児計14人が感染し、クラスター発生が9カ所となったことを明らかにした。

 このほか県は、在沖米軍内での感染拡大に関して、新たに米海兵隊キャンプ・ハンセン(金武町など)で3人など、計4人の感染が確認されたと発表。米軍の報告を受けた県のまとめによると、7月7日以降の在沖米軍の感染者は、7基地で計310人となった。また、県の新規感染者159人のうちには、宜野湾市在住で嘉手納基地で働く30代男性従業員も含まれた。