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(9日、広島独自大会決勝 広島商9―1広陵)

 広島商が伝統の機動力野球で独自大会を制した。

 二回1死二、三塁、主将の中島が、ベンチからのスクイズのサインに1球で応えた。遊撃方向へ絶妙に転がすと、内野安打となり先制。さらに一、三塁から、広島のスクイズが敵失を誘いチャンスが続いた。2連続初球スクイズで相手を揺さぶったことが奏功し、結局この回5点を奪った。荒谷監督は「決勝で最初の1点をとれるのは大きい。有効なプレーだった」と目を細めた。

 中島は「決勝でああいうプレーが出来たのは、練習から突き詰めてきたから」と胸をはる。新型コロナウイルスの感染拡大で休校になった間に、部員たちは自主的に出来ることを考えた。家の近い部員が集まってバントの練習を重ねてきたという。中島は、「広商らしい全員野球が出来た」と誇らしげだった。(藤田絢子)