北海道)ヒグマ出現防止へ草刈り 札幌市南区の石山地区

片山健志
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 ヒグマが市街地に現れるのを防ぐための草刈りとヒグマの生態勉強会が9日、札幌市南区石山地区の豊平川河畔林であり、住民や大学生ら約40人が参加した。同地区にヒグマが出た翌年の2014年から毎夏行われ、今回で7回目。

 草刈りの現場は、石山大橋付近の豊平川右岸約300メートルの区間。人の背丈より高く伸びた草を草刈り機や鎌で刈り取った。野イチゴのつる状の茎が草刈り機に絡まり苦戦する場面もあったが、1時間ほどで見通しがよくなった。

 勉強会ではヒグマの調査に取り組む酪農学園大生が、夏は自然の食べものが減るため農業被害が出やすく、最近は市街地に頻繁に現れることなどを発表。市の担当者はこうした草刈りが今夏、石山地区を含め少なくとも市内5カ所に広がったことを報告した。同大3年の山本稜さん(20)は「茂みが少ないとヒグマが通りにくいと初めて知った。少しは貢献できたかなと思う」と話した。(片山健志)