[PR]

 約400年の歴史を持つ南座(京都市東山区)で、「夏の舞台体験ツアー」が開かれている。ツアーが開かれるのは5年ぶり。普段は歌舞伎役者らが活用する「花道」や「せり」「廻(まわ)り舞台」に実際に立てるとあって、連日多くの参加者でにぎわっている。31日まで。

 9日にあったツアーでは、参加者は花道を通って舞台に行き、廻り舞台やせりを体験。約30分かけて歌舞伎の舞台機構を巡った。舞台上で上下に昇降するせりは、上は高さ約1・8メートルまで上がり、下は地下3・3メートルまで下がる。参加者はさかんにスマートフォンなどで撮影していた。京都府亀岡市の会社員大塚ひかるさん(31)は「舞台と客席が意外と近くて驚いた。どれも初めての体験で楽しかった」と喜んでいた。

 南座の公演は新型コロナウイルスの影響で休演が続いている。小林雄次郎・副支配人は「本格的な公演を再開できるのが一番だが、少しでも喜んでもらえるような企画を、探りながらやっていきたい」と話した。

 ツアーは1日6回。各回定員40人。1200円。問い合わせは南座(075・561・1155)へ。(向井大輔)

関連ニュース