拡大する写真・図版マスク着用義務化に反対し、街頭に立つアマヤさん夫妻。妻が訴える様子をSNSで発信する夫は、「護身用」の拳銃を腰にぶら下げていた=2020年7月5日、米ノースカロライナ州シャーロット、香取啓介撮影

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分極社会

 7月初め、米南部ノースカロライナ州シャーロット中心部の街頭で、自動車セールスマンのマルコ・アマヤさん(25)と妻のジャネスさん(24)が拡声機を使って叫んでいた。

 「我々は、政府の奴隷ではない。違法なマスク着用義務で息ができない(We can’t breathe)」

 同州のクーパー知事(民主党)は新型コロナウイルスの感染再拡大に伴って6月末、飲食店や公共交通機関でのマスク着用を義務化する知事令を出した。2人は、白人警官に首を押さえられて亡くなった黒人男性の最後の言葉「息ができない(I can’t breathe)」にひっかけながら、マスク着用義務への反対運動を続けている。

 抗議を聞いて立ち止まる人は少ないが、通りかかる車の中には、親指を立てたり、クラクションを鳴らしたりして賛意を示す人もいる。「我々が立ち上がらなければ、政府の指図はどんどん広がる。そのたびに我々の権利は奪われる」

 「奴隷だなんて、何を言ってい…

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