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(9日、ソフトバンク5―0楽天)

 ソフトバンクは六回2死一、三塁から暴投で先制。九回に甲斐が3ラン。2番手の板東が好投し、6日に続き、救援でこのカード2勝目。

小刻みに救援投手でリレーするプランが…

 「総動員でいく」。ソフトバンクの工藤監督は腹をくくって勝負に出ようとしていた。

 描いていた策は、試合当初から小刻みに救援投手でリレーする「ブルペンゲーム」だ。先発は笠谷(かさや)。6日に先発して2イニングを投げた23歳の左腕が、3回を無安打無失点。「ゼロでつなぐのが目標だった」

 バトンを引き継いだのが板東。プロ2年目の24歳。「笠谷がいい投球をしてくれて、最高の形でつないでくれた」。体をひねる独特のフォームから150キロ近い速球を投げ込み、強打の楽天打線を真っ向勝負でねじ伏せた。

 五回無死一、三塁のピンチでは、8番打者以下を捕邪飛、三振、三振。2試合連続で本塁打を放っているロメロとは2度対戦し、中飛、三ゴロと完璧に封じ込めた。4回を無失点。モイネロ、森という必勝パターンに引き継いだ。

 チームの先発陣の台所事情は苦しい。バンデンハークとムーアが故障で離脱。エースの千賀も本来の力を出し切れずにいる。

 そんな中で迎えた楽天との首位攻防戦。6日のこのカードでも、先発の笠谷が2回を1点に抑え、2番手板東が3回無失点の好投でプロ初白星を挙げている。

 6日は計7人の投手を動員して勝った「ブルペンゲーム」だったが、この日はうれしい誤算。笠谷と板東の2人で7回を無失点。ソフトバンクの新しい「先発パターン」になりそうだ。(坂上武司)