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経世彩民 福田直之の目

 新型コロナウイルスが世界で最初に流行し、封鎖された中国の湖北省武漢市はコロナ対策でイノベーションのショールームとなっていた。最近スタートアップの創業者に取材していて、そんな話を相次いで聞いた。

 人工知能(AI)企業のインファービジョンはCT画像から肺炎を見つけるAI製品を武漢の病院に提供した。膨大な量の画像を見る医師の判断を迅速にできた。AR(拡張現実)眼鏡のLLビジョンも貢献した。病室に入る医療従事者が外と視野を共有でき、指示を受けやすくなった。患者と接触する人員を最小限にし、院内感染のリスクを減らした。

 両社は当局の要請を受け、製品の提供を即決した。社会貢献と同時に自らの技術を世に知らしめる絶好の機会だ。「チャイナスピード」は中国イノベーションの特徴である。

拡大する写真・図版華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンを体験する人々=2019年6月16日、上海市、福田直之撮影

 3年半前に北京に赴任してから、スタートアップの創業者にこつこつと話を聞いてきた。彼らの背景はバラバラだ。だが、①欧米への留学を経て技術に明るい②上昇志向が強い③思考が理性的④柔軟性がある⑤日米欧の動向に詳しい――との共通点が浮かぶ。

 競争は激烈だ。米シリコンバレーのように先行者の模倣を「恥」とは考えない。まねしても最後に消費者が支持すれば「勝ち」だ。規制が不確実なグレーゾーンはすなわちビジネスチャンス。ぼーっとしてはいられない。

 中国イノベーションを語る時に…

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