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 米トランプ政権が過去最高位の閣僚による台湾訪問と強調して送り出したアザール厚生長官が10日、蔡英文(ツァイインウェン)総統と会談した。新型コロナウイルス対策などでの協力強化で合意したが、中国牽制(けんせい)の狙いは明らか。台湾側は歓迎しつつも、米大統領選の行方もあって手放しとはいかないのが実情だ。中国は米国の攻勢に神経をとがらせている。

【米】台湾を称賛、中国のことは遠回しに…

 「トランプ大統領から台湾への支持のメッセージを伝えられるのは光栄だ」

 総統府でマスク姿で蔡英文総統と会談したアザール厚生長官はこう言って、米国を代表しての訪台であることを強調。台湾の新型コロナ対策を「世界で最も成功した」と称賛し、「オープンで民主的な台湾社会の特質によってもたらされた」と持ち上げた。

 さらに中国・武漢で原因不明の肺炎の流行が明らかになった際、その重大さを台湾が素早く世界保健機関(WHO)に伝えたことなどを踏まえ、「台湾は新型コロナの探知や情報の共有で大きな成功を収めた」と述べ、情報開示で批判を受ける中国を遠回しに批判した。

 米国は1979年に中国との国交正常化に伴い台湾と断交して以来、中国を刺激しないよう高官の訪台を抑制してきた。だが、2018年、米中対立が高まるなか米議会は米台間の高官往来を促す「台湾旅行法」を制定。今回はそれを踏まえた初の閣僚訪問となる。

 トランプ政権は事前の発表で、過去に訪台した高官でもアザール氏が「過去最高位」などと強調。歴代政権が守ってきた抑制を捨て、台湾との関係を強める構えを強く打ち出した。

 アザール氏の訪台はコロナ対策…

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