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(11日、甲子園交流試合 明豊4-2岐阜商)

 明豊の川崎絢平監督に電話したら「打撃の調子が上がってきません」と言うてましたが、一回の打撃を見る限り、いい感じで打球は上がってますね。二回もうまく得点ができた。これで落ち着いて試合を進めることができるでしょう。

 川崎監督はご存じの通り、ぼくの教え子です。中学時代から守備が素晴らしかった。キャッチボールがきちんとできる選手でした。明豊でも守りをきちんと教えているように思います。

 打撃も積極的な姿勢が選手に出ているし、智弁和歌山で経験した野球のいい部分を、彼なりにアレンジして生かしているんやと思います。あとはバントの使い方かな。打撃に自信があるからこそ、走者を進めた方が得点を積み重ねられることもある。

 大阪桐蔭の西谷監督も就任当初は、今ほどバントを使わなかった。あるとき、「自信があるんやな。そやけど、こういう考え方もあるよ」と話したことがあるんですが、いつからかバントも上手に使うようになった。そしたら、憎たらしいぐらい強くなりました。

 試合は七回に明豊が1点とったのが大きかったですね。3―0から、4―0になるのと、3―1になるのとでは全然違います。

 県岐阜商もいい選手がいましたが、やはり休校の影響による練習不足があったのでしょう。実戦で生きたボールを打っているかどうかの違いは大きいです。それでも、甲子園でプレーすることができた。本当によかったと思います。(智弁和歌山・前監督)