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 名古屋地裁で11日にあった窃盗事件の判決公判で、名古屋地検の検察官が法廷に現れず、開始が約15分遅れた。別の検察官が代理で出席し、判決は言い渡された。地検は開廷時間の確認ミスと説明している。

 窃盗罪に問われた男(37)の判決公判で、開廷予定時刻の午前11時55分に、裁判官、弁護士、被告はいたが、担当の男性検察官が現れなかった。刑事訴訟法では、裁判の開廷には検察官の出席が必要で、書記官らと地検側が電話で数度やりとり。開始時刻から約15分後、別の裁判に出ていた女性の検察官が出席し、有罪判決が言い渡された。

 弁護人は判決後、「(遅刻の)説明をうけていない。社会通念上どうなのか」。宮地裕美・同地検公判部長は「検察官が開廷時間の確認ミスをし、開廷を遅らせたのは事実。関係者に迷惑をかけて申し訳なかった」と話した。(山本知佳、大野晴香)