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 環境省は11日、石綿健康被害救済制度に救済を申請した43人分の情報が入った資料を、救済の判定をする小委員会の委員が電車に置き忘れて紛失したと発表した。個人が特定できる情報は黒塗りされるなどしており、今のところ不正流用は確認されていないという。

 発表によると、委員は7日、環境省から郵送された紙の資料と、申請者のX線画像などが記録されたハードディスクを職場から自宅に持ち帰ろうとした際、電車内に資料が入った封筒を置き忘れた。当日に紛失に気づき、鉄道会社や警察に遺失物の届け出をしたが、11日になっても見つかっていないという。

 紙の資料には申請者の名前や検査結果などが記されていたが、個人が特定できる情報は黒塗りされていた。ハードディスクにも名前やX線とCTの検査画像が保存されていたが、パスワードがないと資料を見られない状態になっていた。環境省の担当者は「通常ならファイルを開けられない」としている。