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 米大統領選の民主党候補となるバイデン前副大統領(77)は11日、副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員(55)を選んだと発表した。11月3日の選挙に向け、共和党のトランプ大統領とペンス副大統領に対し、バイデン氏とハリス氏が争う構図が固まった。バイデン氏とハリス氏は、8月17日に始まる民主党全国大会で正式に指名される。

 ハリス氏はサンフランシスコ地方検事やカリフォルニア州司法長官を経て、2017年から同州選出の上院議員を務めている。今年の大統領選にもいったん立候補し、撤退後はバイデン氏支持を表明していた。

 父はジャマイカ、母はインドからの移民で、米国の主要政党の正副大統領候補としては初めての黒人女性およびアジア系となる。米国では女性が主要政党の大統領候補に1回、副大統領候補に2回なっているが、いずれも選挙で敗れた。

 バイデン氏は3月、副大統領候補に女性を選ぶと表明。5月になって、警察官による黒人男性の暴行死事件を機に人種差別問題に注目が集まり、「黒人女性を選ぶべきだ」との声が支持者の間で高まっていた。バイデン氏はハリス氏を選んだ理由についてツイッターに「恐れを知らぬ、弱者のための闘士で、この国で最も優秀な公職者の一人だ」と投稿。ハリス氏は「バイデン氏を総司令官にするため、必要なことをする」とツイートした。

 バイデン氏が当選すれば、史上最高齢の米大統領となり、1期しか務めない可能性もある。この場合、ハリス氏は4年後の民主党の有力な大統領候補になりそうだ。(ワシントン=大島隆)