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 (12日、甲子園交流試合 中京大中京4-3智弁学園)

 転機は打席にあった。智弁学園の左腕エース西村は四回、直球をとらえて右前へ同点の2点適時打。「打てないと思われていたから甘い球を待った。あれで緊張がほぐれました」

 「持ち味は強気」という2年生だ。中盤から外角もうまく使い、四回以降は1安打しか許さない。注目を集めた中京大中京のエース高橋と堂々と渡り合った。

 奈良の独自大会は3年生だけで臨んだため、満を持しての交流試合。150球の中身は濃い。「負けたけど、立ち上がりの弱さとか課題が見えた。修正します」と歯切れがよかった。

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 智弁学園で4番を打つ2年生の前川は「あれくらいの投手を普通に打てるようになりたい」と誓った。中京大中京・高橋の150キロ超の直球に「力が入りすぎたので、力まずいこう」と修正したのは八回の第4打席。五回に三振したときと同じ低めの変化球を拾って右前へ。確かな収穫を得た。「来年また甲子園に戻ってきます」