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 中国企業バイトダンス傘下の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」から中国政府側に情報が流出している懸念があると指摘されている問題で、神奈川県の黒岩祐治知事は12日の定例会見で、県の公式アカウントの利用を停止したと明らかにした。

 黒岩知事は、同社に事実確認した結果、「(一部報道にあるような)中国政府に情報を提供した事実はなく、今後も行うことはないという回答があった」と述べた。一方で「懸念を払拭(ふっしょく)できるだけの確定的な情報も確認できていない」と停止の理由を述べた。県が投稿していた78本の動画は7日に非公開にしたという。

 県によると、この公式アカウントには7406人のフォロワーがいて、動画の総再生回数は約240万回に上っていた。動画は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)や、障害者施設「津久井やまゆり園」での殺傷事件を受けて県が制定した「ともに生きる社会かながわ憲章」などをPRする内容だったという。(茂木克信)