拡大する写真・図版2019年7月、民主党の候補者討論会を前に握手するバイデン氏(左)とハリス氏=ロイター

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 11月の米大統領選に向け、カマラ・ハリス上院議員(55)が民主党の副大統領候補になることが決まった。父がジャマイカ、母がインド出身のハリス氏は、民主党が掲げる「多様性」を象徴する政治家の1人だ。今回はバイデン前副大統領(77)を補う立場だが、将来の大統領選の有力候補にもなりそうだ。

 バイデン氏は11日、支持者あてのメールで「この国の多くの人が苦しんでいる痛みをわかっている人が必要だ。カマラはそれを知っている」とハリス氏を選んだ理由を紹介。ハリス氏と同じく州司法長官を務め、2015年に脳腫瘍(しゅよう)で亡くなった自身の長男を通じて、親交があったことも挙げた。

 ハリス氏は、カリフォルニア大バークリー校に通っていた両親の間に生まれた、移民2世。両親が離婚してからは、妹と一緒に母親に育てられた。法科大学院(ロースクール)を修了後にカリフォルニア州で検察官となり、性犯罪などを担当。選挙で選ばれる地方検事や同州司法長官を経て、17年に上院議員となった。

 上院議員として注目されたのは、質問の手腕だ。検察官の経験を生かし、公聴会でトランプ政権の閣僚や最高裁判事候補を追及。冷静さを保ちつつ、矢継ぎ早に質問を繰り出し、セッションズ司法長官(当時)が「こんなに速く質問されるとついていけない。緊張する」ともらしたほどだ。

拡大する写真・図版米国で女性が主要政党の正副大統領候補になった例

 法曹出身のマイノリティー上院議員という点でオバマ前大統領と比較されることも多いハリス氏は、今年の大統領選にも立候補。昨年6月にあった民主党の候補者討論会では、人種差別撤廃のためのバス通学制度にバイデン氏が反対したとして、激しく批判。「ある少女は毎日、そのバスで学校に通っていた。その少女は私だ」と詰めより、一時は支持率が跳ね上がった。

トランプ氏「ハリス氏はインチキ」

 しかし、候補者が乱立するなか…

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