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 生ごみや家畜の排泄(はいせつ)物などの廃棄物系バイオマスを発酵させてメタンなどのバイオガスを発生させ、利用する動きが広がっている。固定価格買い取り制度(FIT)を活用した従来の発電での利用に加えて、メタノールや水素に換えて利用するといった動きも出てきている。

 バイオガスは、微生物が酸素のない環境で家畜のふんや尿、生ごみなどを分解することで発生する。メタンが含まれる。

 北海道の北東部、オホーツク海に面する興部(おこっぺ)町は、乳牛のふんや尿から得たメタンを、液体燃料のメタノールやギ酸に変換して販売をめざす試みを始める。年間でメタノール約80トン、ギ酸約400トンを製造する計画で、メタノールは化学製品の原料など、ギ酸は飼料の添加剤などとして量産し、販売することをめざす。

 町は2016年にプラントを建設し、乳牛560頭分のふんや尿を利用したバイオガス発電を進め、北海道電力に売電してきた。町内には1万頭以上の乳牛がおり、プラントを増設する構想も出てきた。だが、町によると、北電の送電線の空き容量が不足しているため売電が見込めず、売電に代わる収益源を模索していた。

 町が目をつけたのが、大阪大の…

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