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コロナQ&A 回答:ユニ・チャームのマスク開発担当、釼持泰彦さん

 Q 新型コロナウイルスの感染拡大で、常にマスクをつけるようになりました。でも、長時間つけると耳が痛くなります。和らげる方法はありますか?

 A マスクの耳かけは、飛沫(ひまつ)を遮断するフィルターと同じくらい重要です。私たちは約4万人の顔の形を分析し、約100パターンの耳かけを試作しました。

 マスクを長時間つけると耳が痛くなるのは、局所的な圧力が耳にかかり続けるのが原因です。これを防ぐには、圧力を分散させ、均等にすることが重要です。

 実は着用時の工夫で痛みを緩和できます。マスクを袋から出したら、まず耳かけを2~3回伸縮させてください。やり過ぎると耳かけが緩くなったり、ちぎれたりするので、力加減には気をつけてください。

 マスクをつけた後は、耳と耳かけの間に指を通し、指を耳に沿わせるようにして、何度か上下に動かしてください。この一手間で、耳の上部にかかる圧力を散らすことができます。

 周りから「耳の裏に保湿クリームを塗るのはどうですか?」と聞かれますが、皮膚の表面をコーティングすれば、摩擦防止になるので、一定の効果はあると思います。毎日違う種類のマスクをつけるのもいいと思います。製品ごとに圧力のかかる場所が少しずれるので、痛みを軽減できます。

 新型コロナの感染予防のため、マスクは私たちの日常に必需品として定着しました。今後はファッションとして生活を彩る役割も果たしていくと思います。(聞き手・半田尚子)

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 けんもち・やすひこ 入社後、おむつや掃除用品の商品開発を担当。四国の開発本部(香川県観音寺市)で10年以上マスクの開発に携わってきた。