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 宇都宮市のコンビニエンスストア「ローソン宇都宮陽東四丁目店」で12日午後4時半ごろ、同市御幸町のアルバイト店員、本名麻里さん(45)が、男に刃物のようなもので胸を刺された。本名さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。男は自分で腹を刺し、死亡。栃木県警は殺人事件として調べている。

 捜査1課によると、男は宇都宮市中央5丁目の川田広幸容疑者(41)。コンビニに入ってきた川田容疑者が、接客中の本名さんをカウンター越しに突然刺した。その後、カウンター内に入ろうとしたが、他の店員に止められ、自分の腹を複数回刺したという。

 県警によると、本名さんは9日と11日の2回、別れ話で川田容疑者ともめていると警察に相談していた。2人は昨年5月から交際していたという。宇都宮東署が、警察ができる具体的な支援策についてアドバイスしたという。川田容疑者に事実確認や警告はしていなかった。

 県警人身安全少年課は「最悪の事態を招いてしまったが、話を聞いてアドバイスをした。被害者の意向を踏まえて総合的に判断した」としている。

 現場はJR宇都宮駅から東に約2キロの鬼怒通りに面した住宅街。近くに住む住民は「夕方、10台以上のパトカーや救急車がコンビニ近くに集まり騒然としていた」と話した。(平賀拓史)