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 東京都江戸川区在住の高校生が14日、区立中学校の制服を性別に関わらず選べるよう求める署名1万1582人分を斉藤猛区長ら宛てに提出した。受け取った区長は「制服の選択制の早期導入に向けて前向きに検討したい」と話した。

 署名を集めたのは区内の支援団体「LGBTコミュニティ江戸川」メンバーで高校3年生のくろまるさん(17)=通称。自らの性を「男性」と自認するトランスジェンダーで、署名では性別に関係なくスカートやズボンなどを選べるようにしてほしいと求めている。

 くろまるさんは区立中学に在学中、制服のスカートをはくのが苦痛でしかたなかったといい、不登校も経験したと説明。「かつての自分のように傷つく子を増やしたくない」と訴えた。性的マイノリティーの理解促進のための教員研修の実施や、児童生徒向けの相談窓口の周知なども要望した。区長は「署名と要望をしっかりと受け止め、実効性のあるものにする」と答えた。

 区教育委員会によると、区立中全33校で男女別の制服を採用している。うち1校で女子生徒はスカートとズボンを自由に選べるが、他は要望があった場合に個別対応となっている。(国米あなんだ)