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(14日、プロ野球 巨人6―1中日)

 巨人が一発攻勢をした。三回はウィーラーが左越え2ランで追加点した。六回は中島が左中間3ランを放ち突き放した。中日は3連勝ならず。

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 完璧な手応えに、打球の行方を眺めながらゆっくりと一塁へ向かった。左翼席上段への5号2ラン。巨人の「ハクション大魔王」こと、ウィーラーが試合の流れをぐっと引き寄せた。

 特大の本塁打が出たのは三回2死一塁。フルカウントから、浮いたチェンジアップを捉えた。「4番の岡本和真につなごうと思っていた。最高の結果になってうれしいよ。ハックション!」。球団を通じて出したコメントも、らしさがにじむ。

 2015年から5年間を楽天で過ごし、豊かな感情表現で人気者に。チーム内での人望も厚く、副主将を任された。昨季まではひげを生やしていたから、アニメ「ハクション大魔王」の主人公にそっくり。コラボレーショングッズは完売するほどだった。

 外国人枠争いに敗れた今季、開幕直後に巨人へ。6月30日には、ひげのないさっぱりした顔でチームに合流した。チームのひげ禁止の不文律に従ったからだ。本来は三塁手だが、左翼や一塁、プロで守ったことのない二塁での出場ばかり。しかし、腐るどころか、練習でコーチと細かな動きを繰り返す。陽気な上に、とにかくまじめだ。

 これで11試合連続の先発出場で、3戦連続で3番を任された。「チームにとっても、彼にとっても大きい一打。打者としての質の高さはもちろん、野球をよく理解している」と原辰徳監督。呼ばれて移った巨人で、飛び出す一発。アメリカ出身の33歳が、加入1カ月半で欠かせない存在になった。(松沢憲司)

 ▼中島(巨)が通算200号 プロ野球・巨人の中島宏之内野手は14日の中日10回戦(東京)の六回、ゴンサレスから左中間に3ランを放ち通算200号本塁打に到達した。プロ107人目。初本塁打は西武時代の2003年8月5日のダイエー21回戦(福岡)の二回に寺原から。

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