拡大する写真・図版4月下旬にまぼろし堂の門にあった貼り紙=2020年8月12日、千葉県八千代市、真田香菜子撮影

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 4月末の昼、千葉県八千代市の竹林にたたずむ駄菓子店「まぼろし堂」の門に、貼り紙が残されていた。定規で書いたような角張った文字。店主の村山保子さん(74)はその赤い字に恐怖をおぼえ、血の気がひいた。

 「怖い、悲しい、悔しい、怒り、苦しさ……。いろんな気持ちがない交ぜになった」

 新型コロナウイルスの感染が広がり、誰もが外出自粛を求められ、ホテルや飲食店は休業要請に苦しんでいた。密を避ける、集団で集まらない――。コロナ禍の「規範意識」は、小さな店も攻撃対象に映った。

 あまりの恐怖に、この日から保子さんは近くに住む次男と行動を共にした。車で2、3分の家と店との往復は、必ず次男の車と2台で連なった。敷地の門を開けるときには、貼り紙の犯人が待ち構えているのではないか、店が焼けているのではないかとおびえた。

 攻撃のきっかけは、店が取った…

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