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 甲子園交流試合の運営本部委員として磐城をお世話した宗像治さん(67)は、同校が1971年の第53回全国選手権大会で準優勝したときの2番中堅手。「自分が甲子園大会に携われるだけでもありがたいのに、母校を迎えられるなんて夢のような時間だった」とほほえんだ。

 チームが球場入りしてから引き揚げるまで、試合中を除いて一緒に過ごす。試合前、後輩に二つの言葉を贈った。

 「信は力なり。自分を信じ、仲間や監督を信じ、あきらめずに戦って欲しい」

 「奇跡の方程式って聞いたことある? まず能力と努力が大切。それに加えて感謝力があれば、周囲が奇跡を起こしてくれる」

 先輩の言葉を胸に、1点差の接戦を演じた後輩たちを「全国の公立校の励みになるような試合をしてくれた」とたたえた。

 71年夏の宗像さんは準決勝までの全3試合で安打、打点を挙げて磐城の決勝進出に貢献。早大卒業後に教員となり、福島北の監督として88年春の甲子園に出場した。2004年から福島県高野連理事長を10年間務め、13年から夏の甲子園大会で本部委員をしている。(編集委員・安藤嘉浩