「なぜいつも?」 朝鮮大学校生、コロナの国支援も除外

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伊藤和行
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 コロナ禍で困窮する学生に国が最大20万円を支給する「学生支援緊急給付金」の対象から外れ、朝鮮にルーツがある朝鮮大学校の学生が苦境に立たされている。生まれも育ちも日本、学業や生活への不安も日本人学生と変わらないが、公的な教育支援から除外され続けている。「今からでも対象にしてほしい」と訴える。

 7月下旬、東京都小平市の玉川上水沿いにある朝鮮大学校はひっそりとしていた。在日朝鮮人の子孫で、朝鮮や韓国、日本の各国籍を持つ1~4年の学生約600人が学ぶ全寮制の学校。感染拡大の影響で3月の終業式後に学生は全員帰省し、オンライン授業が続いた。大会が迫った運動部の学生だけが、練習のため寮で生活する。

 サッカー部の崔太晟(チェテソン)さん(19)は政治経済学部2年生。8月の大会に向け校内のグラウンドで練習に励んでいた。学費や寮費は親が負担するが、3月からバイトに入れず、食費や書籍代で貯金は底をつきそうだ。

 大阪で生まれ、埼玉や東京の朝鮮初中高級学校に通った。高校生の時はサッカーの試合中に相手が「ミサイル」と言うのが聞こえたり、通学中に人種差別的な罵声を浴びせられたりした。「違いを認める社会に」と教員をめざす。

 5月に閣議決定した学生支援…

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