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 20年間にわたりメジロやホオジロの違法捕獲など「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」違反事件の捜査に協力したとして、熊本県警は、NPO法人九州鳥獣保護協会理事長の杉田猛さん(65)=御船町=に感謝状を贈った。保護した鳥の数は1千羽を超えるという。

 2000年に県鳥獣保護センター(御船町)の所長に就任してから県警の捜査に協力してきた。鳥の種類の鑑定や家宅捜索にも同行。最も印象に残っているのは、水俣市にある納屋で500羽のメジロを発見した時だと振り返る。

 県警生活環境課によると、今年3月までの20年間の鳥獣保護管理法関係の摘発件数は194件。主にメジロの違法捕獲が多く、鳴き合わせをさせて高額で取引する人もいるという。11年度まで愛玩目的のメジロの飼養は1羽限りで認められていたが、法改正で12年4月から正規の登録をせずに日本産のメジロを捕獲、飼養することは禁止された。

 杉田さんは3月にセンター長を引退。今後は後進を育てたいと、小学校や中学校でいのちに関する教育を目指す。警察から要請があれば今まで通り捜査協力もするつもりだ。

 「鳥は素直だから必ず鳴き声で助けを求める。いつ取り締まりが来てもおかしくないので、よくないことは今のうちにやめていただきたい」(屋代良樹)