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 大統領選の不正疑惑で市民の抗議が続くベラルーシをめぐり、旧ソ連の同国と国家連合を組むロシアのプーチン大統領が16日、電話会談でルカシェンコ大統領に支援を約束した。欧米がルカシェンコ政権への批判を強めるなか、プーチン氏は態度を明確にしていなかった。ただ支援の中身は明確ではなく、ロシアがどこまで事態に介入するのかまだ不透明だ。

 両首脳の電話会談は15日に続き2日連続。双方の大統領府によると、16日は大統領選後の情勢をめぐって「ベラルーシに対する外からの圧力」がとりあげられ、プーチン氏が「問題解決のため必要な協力を行う用意」を表明。外的な脅威が生じた場合は軍事同盟の取り決めによる対応をとることも確認されたという。

 9日のベラルーシ大統領選でルカシェンコ氏が80%の得票率で6選を果たしたと発表された。プーチン氏は翌日当選を祝福したが、その後は選挙結果に抗議する市民と治安部隊との衝突が広がる中で明確な支持表明を控え、ルカシェンコ氏が直接協議を求めていた。(モスクワ=喜田尚)