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 奈良県は16日、天理大学(天理市)で県内3例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。17日に大学が発表した分を合わせて、ラグビー部の男子部員24人で陽性が判明し、うち軽症は5人、無症状19人で、55人は陰性という。部員168人は全員が学内の同じ寮で生活しており、今後、残りの部員らを対象にPCR検査をする。

 県によると、天理大ラグビー部では今月12日に20代の部員1人の感染が判明。14日に濃厚接触者とみられる部員53人と指導者ら職員6人にPCR検査をし、15日に10~20代の部員19人が陽性とわかった。さらに17日に部員4人の感染も明らかになった。

 天理大は17日午前、天理市杣之内(そまのうち)町の杣之内キャンパスで岡田龍樹・副学長らが記者会見した。ラグビー部は3月以降、対外試合を禁止し、日本ラグビー協会のガイドラインに従ってタックルなど接触を伴うプレーも7月まで禁止していた。岡田副学長は「十分に注意をして指導していたが感染者が出たことは大変遺憾」と話した。大学内の全クラブ活動は24日まで練習中止とし、ラグビー部の練習再開は未定という。

 天理大ラグビー部は関西大学ラグビーAリーグで4連覇中。全国大学選手権で準優勝経験のある強豪だ。OBには2015年のラグビーW杯南アフリカ戦で勝利に貢献した立川理道(はるみち)さんらがいる。(石川和彦、福岡龍一郎)