[PR]

 戦後生まれが人口の8割を超えるなか、同じ過ちを繰り返さないためにも、「継承」こそが力となると考えた。75年の節目で、戦争の歴史を継ぐ人たちを紹介する。

 戦後75年、これまで身近に感じることがなかった「命の危機」をいま、目に見えない感染症を前に感じている――。

 今月8日、長野市の長野相生座・ロキシー。「原田要 平和への祈り~元ゼロ戦パイロットの100年」上映後のトークイベントで、題字を担当した書家の川村龍洲(74)=長野市=がそう切り出した。

 再び国内で感染が広がる新型コロナウイルス。権利を制限しなくても他国に比べて死者が少ない理由として「多くを言わなくても分かるだろうという日本人の資質があるのでは」と指摘する川村も「それらが同時に動き出すと怖い」。

 そうした「空気を読む」行動は時として同調圧力を生む。寛容さが失われ、デマや感染者らへの誹謗(ひぼう)中傷がネット空間を飛び交う。

拡大する写真・図版上映初日のトークイベント後、映画館に掲示された川上今朝太郎さんの写真パネルの前に立つ宮尾哲雄さん(左)と川村龍洲さん=長野市権堂町

 本作品の監督で元NBS長野放送報道局長の宮尾哲雄(70)=長野県須坂市=は、社会が一斉に同じ方向へ流れる「コロナと戦争」の相似に触れ、対談した2人は「正確な情報を、個々が判断することの必要性」を語り合った。

 2017年に制作されたこのド…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら