拡大するアリックスパートナーズの伊藤隆さん
新型コロナウイルスの感染拡大は収束しておらず、経済への影響は長引きそうだ。「ウィズコロナ」の時代を見据え、消費者はすでに行動を変えつつある。企業はどう対応すべきなのか。小売りや外食業界に詳しい米コンサル会社アリックスパートナーズ日本法人ディレクター、伊藤隆さんに聞いた。
――感染の拡大が始まった後、人の動きが滞り、あらゆる企業が大きな影響を受けました。最近の企業の対応をどうみますか。
「緊急コスト削減を中心に、できることを最大限してきたという印象です。まずは、銀行借り入れで現金を確保しつつ、変動費を削ってきました。外出自粛などの影響が直撃した外食産業では、多くの企業がテナント家賃の減額交渉や不採算店舗の閉鎖、営業時間の短縮などに踏み込みました。ただ、新型コロナの影響は、企業の当初の想定より長引くとみるほうが現実的です。消費行動にはすでに変化が生じており、一部の企業では対応を始めています」
――感染のリスクがあることを前提にした「新常態」での消費行動をどうみますか。
「アリックスパートナーズでは…
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