米デスバレーで気温54.4度 89年ぶりの世界記録か

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米カリフォルニア州の国立公園デスバレーで16日午後、気温54・4度(カ氏130度)を記録した。世界気象機関(WMO)によると、専門家の検証を経て、公式記録として認証されれば、1931年以来の記録的な気温となる。米西海岸では熱波の影響で記録的な暑さが続いている。

 米国立気象局(NWS)によると16日午後3時半すぎ、デスバレーでカ氏130度を記録した。WMOは、公式に確認されれば、「1931年の後で、世界で公式に記録された最も高い気温になる」としている。

 NWSによると、デスバレーでは1913年7月にカ氏134度(セ氏56・7度)を記録しており、これが世界の最高気温記録になっている。1931年にはチュニジアで131度の記録もある。ただ、専門家の間では、両記録の正確性をめぐる論争があり、米メディアは、16日の130度が実質的な世界最高記録の可能性があるとの見方も報じている。

 「死の谷」を意味するデスバレーは、同州東部のネバダ州と隣接する砂漠地帯にある国立公園。観測計は海面より約59メートル低い場所にあるビジターセンターに設置されている。(サンフランシスコ=尾形聡彦