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 ドイツ化学会が出している有力な化学専門誌の電子版が、「研究の世界で女性らが優遇されることは非生産的だ」などと主張するカナダの研究者の論考を掲載し、すぐにサイトから削除したものの批判が収まらず、謝罪した。査読を経て受理された論考だったこともあり、科学界に、男性ら多数派が中心との考え方が根強く残ることを露見したとの見方がある。

 この学会誌は「アンゲバンテ・ケミー(応用化学)」。一流の化学誌とされ、日本の研究者も投稿している。同誌の電子版には6月4日付で、カナダの大学教授による論考が掲載された。その後削除され、学会誌のサイトに原文は残っていないが、ウェブサイト「リトラクションウォッチ」によると、「ここ20年ほど、学会や製薬業界で女性や少数者の割合は急増しているにもかかわらず、多くのグループが優遇されてきた」「特定のグループを平等に扱うよう勧めたり、義務づけたりする登用制度が台頭し、強調されることは、最も有能な候補者を逆差別することになるのであれば、非生産的だ」などとする内容だった。

 論考については、ツイッターなどで多くの批判が上がった。同誌の諮問委員の辞任が相次いだほか、教授が所属する大学の副学長が「論考に含まれる内容は大学の価値観を代表しない」などとする声明を発表した。

 英王立化学会も、名指しはして…

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