【動画】武漢、にぎわう観光客 プールすし詰め
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 新型コロナウイルスの感染が最初に広がった中国湖北省武漢市では、観光客を呼び戻そうと地元政府による支援策が展開されている。徹底した検査で安全性をアピールしつつ、往来を回復させたい考えだ。

 市内にあるテーマパークでは7月から連日、音楽イベントを開催。AFP通信によると、15日に大型プールで開かれたイベントには数千人が集まり、すし詰め状態になった。同市政府によると、施設の入場者は50%に制限しているが、隣接地域の住民の入場料を半額にしており、週末は2万人近くが訪れているという。

 市内の代表的な観光地である黄鶴楼などでも8月から無料開放が始まり、観光客でにぎわっている。湖北省政府は全国を対象にした観光優待チケット5万枚の発行も決めた。

 武漢市では6月以降、市外からの訪問者を除き新たな感染者は出ていないとされる。湖北省政府は5月、約1千万人の武漢市民を対象にPCR検査を実施するなど、不安を取り除こうと懸命だ。

 観光振興は経済面でもカギを握る。武漢市の1~3月期の域内総生産は、前年同期比マイナス40・5%だったが、上半期全体では同マイナス19・5%まで回復した。(北京=冨名腰隆)