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 東京・銀座の数寄屋橋交差点前の顔として親しまれた「銀座ソニービル」。2017年春の営業終了後、ビルは取り壊され、跡地は「銀座ソニーパーク」として様々な催しを展開してきたが、コロナ禍で主要イベントが開催できなくなった。いわば「余白」となった銀座ソニーパークの地下2階と3階を、音や動きのある空間設置型の作品で知られる現代美術家の毛利悠子さん(1980年生まれ)がスタジオとして、制作の場に変容させている。7月20日~8月26日のプロジェクトは、展覧会や公開制作ではない。毛利さんはこの場所で、コロナ後の制作のあり方を模索している。

拡大する写真・図版スタジオとして使う銀座ソニーパークで語る毛利悠子さん=2020年8月6日、東京・銀座、大西若人撮影

 「ソニーパークさんから『予定が空いたのでその期間に何かできないか』というお話をいただき、スタジオとして使うことを提案しました。いま展覧会をやって、多くの人に来てもらうこともできない。だったら、この余白のような場所にアーティストが介在して制作すれば、工事現場のように何かが生まれるというエネルギーや希望が見えるのではないか。社会の潤滑油のようになれるのではないか、と思います」

拡大する写真・図版ありし日の銀座ソニービルの夜景

 「ライブ配信もしましたが、むしろ来年以降、5年後、10年後に向けての作品づくりをできないかと考えました。これまで制作は、展覧会の直前にやってきましたが、自分のスタジオよりずっと大きなスペースで、もう少しぜいたくに研究したいなと思って」

 こう考えた背景には、コロナ禍があった。

 「今年は海外での展覧会などが…

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