あの夏の近江×金足農 逆転サヨナラ2ランスクイズ 劇的幕切れの後、吉田輝星が見せた優しさ

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 劇的な試合が多かった第100回全国高校野球選手権記念大会。象徴的なシーンが、金足農(秋田)が近江(滋賀)を下した準々決勝の逆転サヨナラ劇だ。

 1―2とリードされて迎えた九回裏。無死満塁と攻め、9番打者の斎藤璃玖(りく)が三塁手の前にバントを転がす。スクイズバントだ。

 三塁走者が本塁にかえって、まず同点。前進した三塁手が一塁へ送球しようとした時だった。

 「あああああ~~~!」。阪神甲子園球場が悲鳴のような驚きの声に包まれた。三塁手のすぐ後ろで、二塁走者の菊地彪吾(ひゅうご)が三塁ベースを蹴ろうとしていたからだ。

 グングン加速した菊地は、その勢いのまま本塁ベースに滑り込んだ。「セーフ!」。田中豊久球審の両手が大きく開く。逆転サヨナラ2ランスクイズ――。

 その直後のシーンが、劇的なドラマの価値を、さらに高めることになる。

「最後の夏にこんな負け方をした相手に何かできないかな」。そう考えた金足農エースの吉田輝星選手は、ある行動をとりました。記事後半で紹介します。

 サヨナラの生還を果たした菊…

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