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 米民主党全国大会は19日、カマラ・ハリス上院議員(55)を同党の副大統領候補に正式に指名し、ハリス氏が指名受諾演説をした。米国の二大政党の正副大統領候補としては初めての黒人女性および、アジア系となる。前日に大統領候補として正式指名を受けたバイデン前副大統領とともに、共和党のトランプ米大統領とペンス副大統領を相手にした選挙戦が本格化する。

 ハリス氏は演説で、トランプ氏の新型コロナウイルス対応について「リーダーシップの欠如によって人々の命と生活が犠牲になった」と批判。米社会の人種差別問題にも言及し、「歴史の方向性を変えるチャンスだ。信念と希望をもって闘おう」と呼びかけた。

 ハリス氏は父親がジャマイカ出身の経済学者、母親がインド出身の内分泌学研究者。検察官やカリフォルニア州司法長官を経て、2017年から同州選出の上院議員を務めている。鋭い舌鋒(ぜっぽう)で知られ、上院では最高裁判事候補の性的暴行疑惑を厳しく追及するなどした。

動画】アメリカ大統領選の構図が固まった。共和党のトランプ氏vs民主党のバイデン氏。ポイントを動画で解説します

 ハリス氏は自らも今年の大統領選に立候補。バイデン氏らと民主党の候補者指名を争い、撤退後はバイデン氏の支持を表明した。バイデン氏はハリス氏を副大統領候補に選んだ理由について12日、「利発で、タフで、経験がある。中流階級と中流階級になろうとする人のために闘う真の闘士だ」と語った。(ワシントン=園田耕司)