第10回40歳正社員、家賃重く妹夫婦宅に 休業手当で暮らせず

有料会員記事

榊原謙、デザイン・加藤啓太郎
写真・図版
[PR]

 首都圏に住む女性(40)はいま、妹夫婦の家に仮住まいさせてもらっている。「肩身が狭い。できるだけ早く出たいのですが」

 もともとは家賃8万5千円の部屋で一人暮らし。だが4月末、正社員として勤める外資系ホテル運営会社から突然、数日後から休むよう指示された。コロナ禍で利用客が減り、社員たちに一時帰休や希望退職などを打診していた。

 会社が一例として示した休業中の待遇に、言葉を失った。「基本給35万円、残業15時間、通勤手当1万5千円」の社員の場合、5月の休業手当の手取りは7万1501円――。手取りが4月より8割近く減る内容だった。

 「とても生活できない」と考え、泣く泣く賃貸の部屋を引き払った。会社からは「もうポジションがない」とも言われた。職場に戻れるめどはたたない。

 同じくこの会社から休業を求…

この記事は有料会員記事です。残り1990文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載コロナショック 変容する経済(全13回)

この連載の一覧を見る