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 県内の百貨店や大手スーパーで中元商戦が本格化している。今年は新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、インターネット販売が1・3~2・5倍増と大幅に伸びている。マンゴーやパイナップルといった県産果実は新盆の贈答需要ですでに品切れし、県産和牛やあぐー豚、菓子などが人気。各社は今後もネット注文は伸びるとみており、商品の品ぞろえ強化に力を入れる方針だ。

 リウボウはネットでの注文が前年同時期の2・5倍に急伸している。担当者は「感染を懸念するご年配の方から『ネットで購入したいのでやり方を教えてほしい』との問い合わせもある」と話す。

 当初、購入者宅に指定された配送先が数日後、贈答先に変更となるのも多く、「最初は直接持って行く予定だったのが、不要不急の外出自粛を気に掛けて配送に変えたのだろう」と読み解く。通販サイトの利用は今後も伸びるとみており、高品質の県産加工品を取り扱う「樂園百貨店」の品ぞろえを強化していく。

 サンエーもネット注文が1・5倍と好調だ。コロナによる観光客の減少で、県内食品メーカーで在庫がだぶついていることから、今年は産直ギフトの取扱数を約20点増やした。上地哲誠社長は「県産品の取り扱いを増やすことが県内企業の支援につながる。買い物客にしっかり発信していく」と話す。早期購入のボーナスポイントを付与する取り組みで販売に力を入れる。

 イオン琉球も1・3倍に伸びている。新盆と旧盆が重なった昨年と違って今年は新盆が2週間以上早かったため、人気商品のマンゴーは県外向けの発送で早々と売り切れになった。売れ筋は3千円前後のビールやジュース、菓子のセット。担当者は「家飲みや巣ごもりに合った商品であるのも選ばれる理由になっているのでは」と話す。

 今年から南風原店と那覇店で、ネット注文した商品を店舗前で受け取れる「ドライブスルーサービス」を開始。旧盆用オードブルや重箱の注文が数十件来ている。担当者は「今週末が販売のピーク。コロナにより接触機会をなるべく減らして買い物する動きが強まっているのでさらに増えるだろう」と見通した。(沖縄タイムス)