浸水地区の住民、高台への集団移転を要望 熊本豪雨

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棚橋咲月、渡辺七海、伊藤秀樹
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 熊本県南部を中心とした7月の記録的豪雨は、地域の生活基盤に深刻な被害をもたらした。住民の暮らしを支えてきた商店や、絆の象徴だった神社が被災。浸水した地区では、安全な高台への集団移転計画が浮上するなど、過疎化に直面する地域社会を一層揺るがしている。

 7月27日夜、避難所に指定された熊本県人吉市の小学校。大半が浸水被害にあった大柿地区の約50世帯が集まった。松岡隼人市長と県議の姿もあった。

 町内会長の一橋国広さん(76)は、市長らに高台への集団移転計画を説明し、支援を求めた。出席者によると、市長は「安心して暮らせるよう前向きに検討する」と応じたという。

 一橋さんによると、被災後、再び浸水することを恐れた10世帯ほどが地区を出ると言い出した。一方で、住み慣れた土地で暮らしたいという人も多く、住民の間で意見は分かれた。

 集落が立ちゆかなくなること…

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