【動画】鹿児島県南さつま市の沖合でシコロサンゴが産卵期迎える=堀口和重さん撮影
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 鹿児島県南さつま市笠沙町の沖合で、シコロサンゴが産卵期を迎えた。海中を白に染める幻想的な産卵の様子を、写真家の堀口和重さん(34)=東京都八王子市=が撮影した。

 撮影は9、10両日の早朝、大当海岸沖の水深3~10メートルの海底で行った。堀口さんは水中写真の撮影経験が豊富だが、「初めてみる光景だった」と言う。

 喜界島サンゴ礁科学研究所(同県喜界町)によると、シコロサンゴは熱帯や温帯で確認されるサンゴで、比較的穏やかな内湾などに生息し、水深が浅い場所でも確認される。山崎敦子所長は「鹿児島県本土で産卵を確認できたことは記録として貴重」と話す。

 シコロサンゴは、高知県土佐清水市の竜串海域公園にある群体が有名で、同県の天然記念物に指定されている。(小瀬康太郎)