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 生徒や教員24人の校内の様子を、本人に無断で動画撮影したとして、静岡県教育委員会は20日、県中部の県立高校の60代男性教諭を停職1月とする処分を発表した。教諭は20日付で依願退職したという。

 県教委によると、教諭は2018年3月から約2年間、勤務する学校の校内の様子を、私物のタブレット端末を白板や机に立てかけるなどして、撮影。勤務時間内にも動画の閲覧や編集を行い、私物のハードディスクに保存した。今年3月25日、別の教諭が校内ネットワークで動画が見られる状態になっているのに気づいたという。動画は40時間分あり、生徒15人と教員9人が映っていた。更衣室やトイレなどの画像はなく、わいせつ性はないという。

 県教委は動画に犯罪性がないなどを理由に校名や教諭の年齢を明らかにしなかった。被写体となった生徒らにも事案を告知しない方針。県教委は「臨床心理士から生徒に心理的影響を与えるおそれがあると助言を受けたため」としている。

 また、自家用車を運転中に人身事故を起こしたとして、県中部の小学校教諭(58)と県西部の県立高校教諭(59)をそれぞれ戒告処分とした。(阿久沢悦子)